石黒初段昇段レポート
この度は、加藤師範はじめ先輩指導員の皆様昇段の機会を頂きありがとうございます。
審査に向けて一緒に稽古に取り組んでくださったビジネスマン部の皆様、当日十人組手のお相手をいただいた 皆様、そして応援にかけつけてくださった道場生、保護者の方々すべての皆様に感謝申し上げます。
49 歳で武心塾の門をたたき見学の時に自分より年上の現役で活躍されている白濱師範代の存在を知り入門を即 決してから 66 歳の現在に至る 17 年間の稽古を通じて様々の学びを得ることが出来ました。
60 歳で初段を取得してからのこの 6 年間の自分自身の稽古における心構えや実践してきた行動について、そして 今後の武心塾における自分の目標と道場生の皆様にお伝えしたいことを昇段レポートにまとめさせていただき ます。
初段取得後の 6 年間の稽古はまさに
【元氣、勇氣、根氣】の実践でした。
【元氣】
入門直後から現在まで毎日取り組んでいる拳立てと腹筋、そして呼吸法にこだわる日々の鍛錬のお陰で
60 歳以降ほとんど病気や身体の故障無しの健康な身体を維持できるようになりました。
【勇氣】
健全な身体を維持できていると心が元氣になり何事に対しても強い挑戦心が沸き上がってきました。
新極真会のドリームフェスティバル優勝を目標に掲げ挑戦し続けました。
相手はほとんどが空手歴 20 年以 上の新極真会の強者でしたが年齢は自分と同年代、恐れることはないと強い心を持って向かっていけば必ず 勝利できると信じて今年の夏に念願の日本一を手にすることができました。
【根氣】
試合に出られるのは 72 歳未満までなので自分には残された時間が無い、時間が無いからこそ自分のやるべ きことを明確に決め確実に実行して行かないと夢は叶わないと自分に厳しく念じ稽古に励んできました。
ドリームへの挑戦で
「相手に勝つことではなく弱い心を持ったもう一人の自分に克つこと」
を学びました。
【責任と実行】
今年の年頭の稽古始めに私は金曜ビジネスマン部の道場生の前で
【ドリーム優勝と弐段取得】という二つの
今年の大きな目標を宣言しました。
この数年はコロナ禍にも負けずに武心塾には大勢の元気な子供たちやビジネスマンたちが入門されました。
指導員の立場である自分の言動には重い責任があります。
自らが宣言しその責任を果たすべく稽古に打ち込 む自分の後ろ姿を見て幼年部、少年部、一般部、ビジネスマン部すべての道場生が自らの夢と目標を掲げて 挑戦し続けていけるよう導くことが自分の役目と思っております。
武心塾創設 25 周年という記念すべき年に
念願のドリーム優勝と弐段への昇段を果たせたことにより、
次の 新たに挑戦すべき試練をいただけたと確信しております。
今回の昇段審査では心技体すべてにおいてまだまだ未熟な自分が見つかりました。
体力的には今までと同様 に不断の努力により維持可能ですが、
実戦武道空手を学んでいくうえで「型に隠された技」の習得こそが 自分にとっての今後の最大の課題であると確信しました。
「死生観」という言葉があります。
生きることと死ぬことの価値観や自分の考え方を示す言葉ですが、
自分の ような高齢者にだけ問われる言葉でなく人間の生き方として「今をどう生きるか」という問いに変えれば 自分や自分の子供たちが明るい未来を迎えるために、
今自分がどれだけ自分に試練を課しその試練を乗り越 えるべく行動するか、
しかも試練に立ち向かうことをいかに楽しめるかが重要だと思います。
加藤師範の教えである武心塾の道場理念である【人間力】を高めるべくさらに皆様と共に不断の挑戦を続け てまいりますのでよろしくお願いいたします。
押忍。
令和 4 年 10 月 23 日 石黒剛朗
審査に向けて一緒に稽古に取り組んでくださったビジネスマン部の皆様、当日十人組手のお相手をいただいた 皆様、そして応援にかけつけてくださった道場生、保護者の方々すべての皆様に感謝申し上げます。
49 歳で武心塾の門をたたき見学の時に自分より年上の現役で活躍されている白濱師範代の存在を知り入門を即 決してから 66 歳の現在に至る 17 年間の稽古を通じて様々の学びを得ることが出来ました。
60 歳で初段を取得してからのこの 6 年間の自分自身の稽古における心構えや実践してきた行動について、そして 今後の武心塾における自分の目標と道場生の皆様にお伝えしたいことを昇段レポートにまとめさせていただき ます。
初段取得後の 6 年間の稽古はまさに
【元氣、勇氣、根氣】の実践でした。
【元氣】
入門直後から現在まで毎日取り組んでいる拳立てと腹筋、そして呼吸法にこだわる日々の鍛錬のお陰で
60 歳以降ほとんど病気や身体の故障無しの健康な身体を維持できるようになりました。
【勇氣】
健全な身体を維持できていると心が元氣になり何事に対しても強い挑戦心が沸き上がってきました。
新極真会のドリームフェスティバル優勝を目標に掲げ挑戦し続けました。
相手はほとんどが空手歴 20 年以 上の新極真会の強者でしたが年齢は自分と同年代、恐れることはないと強い心を持って向かっていけば必ず 勝利できると信じて今年の夏に念願の日本一を手にすることができました。
【根氣】
試合に出られるのは 72 歳未満までなので自分には残された時間が無い、時間が無いからこそ自分のやるべ きことを明確に決め確実に実行して行かないと夢は叶わないと自分に厳しく念じ稽古に励んできました。
ドリームへの挑戦で
「相手に勝つことではなく弱い心を持ったもう一人の自分に克つこと」
を学びました。
【責任と実行】
今年の年頭の稽古始めに私は金曜ビジネスマン部の道場生の前で
【ドリーム優勝と弐段取得】という二つの
今年の大きな目標を宣言しました。
この数年はコロナ禍にも負けずに武心塾には大勢の元気な子供たちやビジネスマンたちが入門されました。
指導員の立場である自分の言動には重い責任があります。
自らが宣言しその責任を果たすべく稽古に打ち込 む自分の後ろ姿を見て幼年部、少年部、一般部、ビジネスマン部すべての道場生が自らの夢と目標を掲げて 挑戦し続けていけるよう導くことが自分の役目と思っております。
武心塾創設 25 周年という記念すべき年に
念願のドリーム優勝と弐段への昇段を果たせたことにより、
次の 新たに挑戦すべき試練をいただけたと確信しております。
今回の昇段審査では心技体すべてにおいてまだまだ未熟な自分が見つかりました。
体力的には今までと同様 に不断の努力により維持可能ですが、
実戦武道空手を学んでいくうえで「型に隠された技」の習得こそが 自分にとっての今後の最大の課題であると確信しました。
「死生観」という言葉があります。
生きることと死ぬことの価値観や自分の考え方を示す言葉ですが、
自分の ような高齢者にだけ問われる言葉でなく人間の生き方として「今をどう生きるか」という問いに変えれば 自分や自分の子供たちが明るい未来を迎えるために、
今自分がどれだけ自分に試練を課しその試練を乗り越 えるべく行動するか、
しかも試練に立ち向かうことをいかに楽しめるかが重要だと思います。
加藤師範の教えである武心塾の道場理念である【人間力】を高めるべくさらに皆様と共に不断の挑戦を続け てまいりますのでよろしくお願いいたします。
押忍。
令和 4 年 10 月 23 日 石黒剛朗